朝晩の気温が低くなり、冬の気配が見え隠れする頃。顔に触れる空気がひんやり冷たくなっていきます。
11月7日、立冬を待っていたかのように富士山の初冠雪が観測されたとのことです。今年は11月に入っても観測されず、130年の統計史上で最も遅い記録となりました。その知らせを受けてかどうかは分かりませんが、真如ヤーナの大地や樹々もようやく冬モードになってきました。(※写真の富士山は冠雪前のものです)
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。