清明とは「清浄明潔」の略とされます。まさに、春先の清らかで生き生きとした様子をさしています。
4月に入り、関東地方は花冷えの日が続きました。ようやく開花を迎えた桜たちも、ひとまず小休止。それを知ってかしらずか、桜の幹の上ではツグミが歌いながら小躍りしているようでした。 3月30日から始まった真如ヤーナオープンデーでは、桜のシーズン中お花見エリアを開放しています。(4月10日に終了)
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。