梅の実が黄ばみ田植えが盛んになる頃。各地で梅雨入りを迎えます。本来は、稲の穂先のように芒(のぎ:とげのようなもの)のある穀物の種まきをする時機をさしていました。現在では、実際の種まきは少し早まっています。
雨上がり、誰かがひそかに訪れたのでしょうか?
まさに作者不詳の大地に描かれたフットプリント・アートです。
暦では6月10日が入梅、待ちかねた様にアジサイの花が開いていきます。アジサイとは「藍色が集まったもの」という意味からきているそうです。
MURAYAMAの夜です。人々が寝静まった後も、夜の空を雲が流れ、大地からは見えない鼓動が聴こえてくる様です。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。