「穀雨」とは「雨が降って百穀を潤す」という意味。やわらかい雨の恵みで、野山の緑は一気に萌え立ちます。
春も終わりを迎え、風の向きが変わってきたように感じます。行き先の異なった風同士が出会ったところで恵みの雨をもたらし、気まぐれに綿帽子を遠くに運んで行ってくれます。
風は、常にぶつかり合い混ざり合い、果てしない大地を巡る地球の呼吸なのかもしれません。
去る4月1日、2日の2日間、真如ヤーナオープンデーが開催されました。
満開の桜に花吹雪が舞う真如ヤーナの桜エリアを、近隣住民の方を対象に一般開放。合わせて600名以上にご来場いただきました。
会場では甘酒やジュースの無料配布、風船やシャボン玉のプレゼントなどが行われ、ふわふわスライダーで元気に遊ぶお子様や、のんびりお散歩しながら桜を楽しむ方々の笑顔あふれる2日間となりました。
近隣住民の方からは、「敷地内が気になっていたので入れてよかった」とのお声を頂戴しました。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。