小寒とは、寒さが極まる一歩手前の頃をさします。この日から寒の入りを迎え節分までの約一ヶ月を寒の内といいます。
「元日」とは1月1日をさし「元旦」は元日の日の出を意味します。その由来は、「元旦」の旦という字が地平線から太陽が昇ってくる様を表すところからだそうです。
正月七日に頂く七草粥。凍てつく大地から芽生える若菜には神力が宿り、これを食せば無病息災で冬が越せると信じられてきました。そこには厳しい季節を生き抜くための、人々の祈りや願いが込められているのでしょう。
寒に入って九日目に雨が降ることを「寒九の雨」と称され、豊作の吉兆とされてきました。さて今年の1月14日のお天気はどうでしょうか。
暦(こよみ)の語源は「日読み(かよみ)」と言われています。年が明け連綿と続く暦の中で、MURAYAMAの時計もまた新たな時を刻みつづけていきます。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。