“啓”は「ひらく」、“蟄”は「土中で冬ごもりしている虫」の意で、 文字通り地中に巣籠りしていた虫たちが、目覚めて活動し始める頃をさします。
地面も、ほかほかと暖まってきます。
明け方、東の空に三日月が輝いていました。それを追っかけるように地平線から放たれた陽光で、やがてその姿は青空に消えていきました。
2月の終わり、再度MURAYAMAに降雪がありました。やっと芽を出したふきのとうも、さぞ驚いた事でしょう。いつもより遅い春の訪れです。
日差しの色合いも、徐々に暖かさを増してきたでしょうか。樹々も小鳥も人間も、大きく深呼吸の時季。「さぁ働くぞ」という意気込みが自然と湧いてくるような気がします。
去る2月27日、MURAYAMAの北側エリアで「真如苑芝生ひろば」の起工式が執り行われました。暫定施設ですが、サッカーが出来る広さがあり、市民の皆様にもご利用いただけます。これから工事が始まり、来年の秋オープンの予定です。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。