冬至は「日短きこと至る(きわまる)」という、北半球では一年で最も昼の長さが短くなる日。その昔、新年の始まる日とし先祖を祀る習俗がありました。
夜の間に降りた霜を、朝陽がゆっくりと空に戻していきます。大地が大きく深呼吸をして、新たな一日がまた始まっていくようです。冬至は、そんな節目を感じさせてくれます。
去る12月11日に行われた「むさむらEKIDEN2022」では、真如ヤーナ内につくられたコースを多くのランナーが駆け抜けました。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。