陽気がよくなり、草木が次第に生長して生い茂る季節。
もとは麦秋を迎えた麦の実が、次第に充ちてきている様子をさしたとされます。ウグイスの鳴き声が聞こえ始め、ツバメ達も巣づくりに大忙しです。
午前四時、まだ明けやらぬ東の空に金星と木星が輝いていました。さらに目を凝らすと、ブルーとオレンジの境に火星と水星も勢揃いしていました。太陽系の家族星からは、今の地球はどんな風に映っているのでしょうか?(右から木星・水星・金星・火星)
色とりどりに咲き乱れた花の中でも、ひと際白い花が太陽に映える様に感じます。いよいよ人の装いも、白が映える時節を迎えました。
まるでほうきで掃いた様な雲が青空に流れていました。やや乾燥気味の大気の中を風があちらからこちらへ走り抜けていったのでしょうか?
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。