生命が次第に満ち満ちていく頃。草木も花々も、鳥も虫も人も、陽光を浴びて輝く季節です。
MURAYAMAに雲海が舞い降りてきました。前日の雨と、朝の放射冷却がうまく作用したのでしょう。全てのものが、優しいベールにやんわりと包まれた感じがします。
今年も花畑ではフランスギクが元気に咲いていました。緑の中に真白がまぶしいほど映えています。
こちらは、ナナホシテントウでしょうか?害虫を食べてくれる、人にはありがたい味方です
昔は梅雨の事を旧暦の五月に降る雨から、五月雨と呼んでいました。どんよりとした雨雲を五月雲と呼び、雨続きのさなか抜けるような晴天を五月晴れともいいました。そろそろ西からはしり梅雨が現れる頃です。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。