啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味。土の中で冬ごもりしていた虫たちが穴をあけてはい出してくる頃です。
ある日の夕方、小雨混じりの強風が吹き荒れたその後、天空高く虹が架かっていました。それはまるで、曇天の東の空のキャンバスに西からやってきた陽光が描き出した、自然の自画像のようです。その絵筆は、いつも気まぐれのようです。
※本年3月15日より「真如ヤーナ」敷地の一部を、緊急時のドクターヘリ発着場として東京都に提供することになりました。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。