冬の気配が、山にも里にも感じられるようになる頃。顔に触れる空気がひんやり冷たくなっていきます。
大地を冷たい風が吹き抜け、冬枯れの様子が目立ってきました。そろそろ初霜が降りはじめ、冬の佇まいへと変わっていきます。
冷たい風が吹いたかと思えば、時折麗らかな陽気があってホッと和む事も。ちょうど小春日和のこの日、MURAYAMAでは市内の幼稚園の運動会が催されていました。
去る10月27日台風一過のこの日、村山デエダラ祭りが行われました。台風27号の影響で初日は中止となったのですが、今年で8回目を迎え益々の賑わいを見せていました。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。