暦の上では、この日から来年の立春の前日までが冬。
日中の時間が短くなり時雨が降る季節です。どこからか、落葉炊きのにおいが漂ってくる冬の始まりです。
うす雲がかかったある夜、おぼろ月にすすきが優しく揺れていました。満月の光と街の光が、MURAYAMAの大地を照らし出しています。
(写真:10/23撮影)
少しアート風に草を刈ってみました。
時間とともに姿を消していく、大地の彫刻といったところでしょうか…。
今年の「村山デエダラまつり」は、台風14号の影響で1日だけの開催となってしまいました。しかしながら、多くの方々で賑わったそうです。
台風が去った秋晴れの向こうには、富士山頂が真っ白になっているのをMURAYAMAからも見て取れるようになりました。いよいよ、冬の足音が聞こえてきました。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。