朝の冷え込みがきつくなり、霜が降り始める時期。
冷たい風と共に、イチョウの並木が黄金色の輝きを増す頃。
この時期、早朝の短い時間に地表から1m程度のところに水蒸気の海雲が現れることがあります。
地面の水分が多い日で、夜の冷え込みと日の出の気温上昇との境目に発生するようで、この日は幻想的な美しい夜明けになりました。
様々な草木に実がなっています。MURAYAMAに生息する生き物たちにも恵みの秋となることでしょう。
渡り鳥でしょうか。このように群れをなして飛んでいく鳥をよく見かけるようになりました。
気候的には秋の盛りという感じですが、「霜降」は秋最後の節気。冬はすぐそこです。
草が生い茂るMURAYAMAの大地には当然、そこで生活する昆虫などの小さな生き物が存在します。 この一列に並ぶライトは虫を殺すことなく集められる灯りで、都市と共存する上で重要な役割を果たしています。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。