梅雨が明け、いよいよ本格的な夏になる頃のこと。この小暑から立秋までが、暑中見舞いの時期です。
例年では、小暑から1週間ほどすると梅雨明けを迎えると言われています。この梅雨明けごろに南から熱気を運んでくる夏の風を、白南風(しろはえ)と呼ぶそうです。
7月10日は功徳日といって、この日に観音さまにお参りをすると4万6千日分のご利益があるとか。そろそろ蓮の花も咲き始め、アゲハチョウも舞い始める頃です。
雨上がり、大地には大きな水たまりができています。ここのところの暑さで、鳥たちもたまらず水浴び。水たまりは、ちょっとしたオアシスです。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。