日の暮れるのが一年で最も早い時期。
朝夕に池や川では氷を見るようになり、大地の霜柱を踏むのもこの頃から。
しかし旧暦ではまだ11月、時にはポカポカと暖かい小春日和のホッとする日も・・・
夜明けと共に地表が温められ、霧のベールが現れます。幻想的な一瞬の出来事に、普段と変わらぬ朝の訪れに感謝の念が湧いてきます。
一口でパクリ、誰のシワザでしょうか?
冬将軍の訪れに多くの生き物たちは栄養を蓄え、山では熊が冬眠に入ります。
日の入り後の南西の空です。左上から月、そして金星と木星が並んで見えます。この時期、ひときわ明るいのが宵の明星 (金星) です。今月14日頃には、ふたご座流星群も現れます。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。