暦の上では秋の入り口。しかしながら残暑はなお厳しく、真夏日や熱帯夜が続きます。
梅雨明けと同時に、MURAYAMAにも本当の夏がやってきました。早々に猛暑日が続き、一気に水分が空に戻って行きます。やがて大地が渇きを覚えたころ、雨となり再び潤してくれることでしょう。この水の循環が、多くの生命を育んでくれています。人の身体も60〜70パーセントが水分と言われています。水は生命の源なのかもしれません。古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。