一年で最も昼間が長く、夜が最も短い日。日本の大部分ではまだ梅雨の折りですが、これから夏の盛りへと暑さが日に日に増していきます。
6月6日、ほぼ平年並みに関東地方は梅雨入りをしました。これから約一ヶ月、夏の扉が開くまでは「晴耕雨読」と決めこみましょう。
時折雲の割れ間から射す光は、明日につながる階段のようにさえ思えます。日々変わらぬ時を刻み続けてきた真如ヤーナの時計も、樹木の成長とともに少しずつ変化を遂げています。
6月18日、土地の一部を整地し、はじめて真如苑の法要が行われました。
この法要にあたりこの地につけられた名前は「真如ヤーナ」。ヤーナとは、サンスクリット語で、“乗り物”、“道”、“教え”を意味します。人と自然、あらゆる存在が共生・融和し、地域社会をはじめ幅広い分野で世に貢献する、開かれた地を創り上げていきたいとの願いを込めた法要でした。
暑すぎず、寒すぎず。心地よい風が吹き渡っていました。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。