秋に入る日。しかし実際には暑い日が続き、一年の平均気温が一番高くなるのもこの時期。ちょうど夏と秋が混じり合う頃です。
この日を境に、暑中見舞いから残暑見舞いへと受け継がれます。
暑い日差しの中、朝夕に吹くほんのわずかな涼風やヒグラシの澄んだ声が、小さな秋の足音を感じさせてくれます。
夜空に大輪の花が咲きました。見上げた天空には、地・水・火・風・空を感じさせてくれる一コマが映し出されていました。
MURAYAMAから遠望する昭和記念公園花火大会 (7/25)
日没直後、西の空が燃え立っていました。日中、空に昇った水蒸気が形作った雲のキャンバスに、およそ1億5千万キロ彼方の太陽が絵筆をとっていました。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。