暑さ極まる。冬の大寒と対をなし、一年で最も暑い時期。
実際には、真夏を感じさせる頃はもう少し後である。
空には入道雲が湧き、夜空には花火が映える季節。各地で日本の夏景色が繰り広げられます。
梅雨も明け、照りつける太陽で大地は乾ききってきます。
ひからびた土やしおれた草木たちが心待ちにしているのが夕立です。今か今かと潤いを待ち望んでいるのでしょう。
夏草の手入れが始まりました。機械では出来ない所は、人の手で丹念に刈られていきます。大地に映る木陰も、昨年より少し大きくなったように思えます。
ヒルガオが咲いていました。早朝に咲き午前中には萎んでしまうアサガオとは違い、ヒルガオは昼間も咲きつづけています。色も濃桃色だけだそうです。
7月22日、MURAYAMAでも部分日食が観測出来ました。月が地球の大地に大きな影を創る一瞬です。午前11時すぎ、肉眼では分からないのですが、約7割の太陽が欠けていました。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。