寒の入り。この日から節分までの期間が「寒」にあたります。文字どおり、1年中で最も寒さの厳しい時期を迎えます。
MURAYAMAでは、今年も穏やかな元旦を迎えました。この10年間にわたり、初日の出の陽光が大地をやさしく照らし出してくれています。寒さにグッと歯を食いしばる草木、霜柱を踏むバリバリッという音、物言わぬMURAYAMAからのメッセージが聞こえてくるようです。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。