処暑とは暑さが止むという意味。
真昼の暑さはおさまりませんが、朝晩は盛夏の頃と比べると少しだけ涼しくなっています。
今、MURAYAMAの日の出は午前5時過ぎ。午後6時半には日の入りをむかえます。ようやく昼間の時間が少しずつ短くなってきた事を感じる今日この頃です。
MURAYAMAで唯一の水場です。朝夕の食事時には、多くの来客を迎えます。
「万物は木・火・土・金・水の5種類の元素から成る」という古代中国の思想がありますが、その事を何気なく実感できる一コマかも知れません。
今年は8月31日頃が立春から数えて二百十日目。昔から、収穫を目前に台風がやってくるとされる時期です。野分(のわけ)と呼ばれる強風がせっかく実った稲穂を倒さないよう、豊作を祈る祭りが各地で行われてきました。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。