太陽が真東から昇り真西に沈む日。昼と夜の長さが同じになる日でもあります。春分の日を中日に、春のお彼岸を迎えます。
MURAYAMAでも春色の花々が姿を現し始めました。昔の人が「自然に感謝し春を祝福する日」だと感じた所以が伝わってきます。
奥多摩の山々にはまだ白さが目立つのですが、大地には徐々に緑色が戻りつつあります。生物が冬眠から目覚め、人々の生活にも新しい希望と活力がもたらされる時期です。
西の大地に沈む夕日に、大きな輪ができていました。光環という現象らしいのですが、思わず知れず礼拝する心持ちにさせてくれます。
去る3月13日、武蔵村山市体育協会主催のロードレースが行われました。今年で三回目をむかえる大会も、400人を超えるランナーたちがMURAYAMAを激走しました。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。