穀物の生長を助ける春の雨が降る頃。その恵みの雨は、野山の緑を一気に萌え立たたせていきます。
野も山も若々しい緑に覆われ、日の光に輝く頃。MURAYAMAの桜も都心より少し遅れて満開を迎えました。大地には、微笑みを浮かべた花々で満ちあふれています。
秋にドングリを実らせていたクヌギの樹々にも、若芽が萌え小さな花を咲かせていました。まもなく八十八夜を迎え少し汗ばむようになれば、もう春も終わりです。
去る4月5日、MURAYAMA用地の一角で「真如MURAYAMA体育館」のオープニングセレモニーが行われました。立川市、武蔵村山市の体育協会、地元の利用団体の皆様にご参加いただきました。
春の晴天に恵まれたこの日、桜の広場ではお花見などが催されました。地元の方々も三々五々に訪れては、オープニングイベントを楽しまれていました。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。