小暑と大暑の約1か月間が「暑中」、そろそろ厳しい暑さの到来です。 梅雨明けを間近にひかえ、蝉の鳴き声も何処からともなく聞こえてきそうです。
梅雨の間、厚い雲でさえぎられていた太陽がカッと照るようになると気温も急上昇。体調を崩す人も多い季節です。今年の夏の土用は7月20日、小暑の終り近くです。
豊かな水と強い日差しが植物の成長を助け、風が緑の海をさわさわと泳いでいきます。花々も精一杯の背伸びをして、太陽に微笑みかけている様です。
MURAYAMAの夕暮れです。
この時期ひと際明るく輝いているのは、七夕の織姫星として知られるベガ。25年前に放たれた光を目にしているそうです。七夕の日、お天気はどうでしょうか?
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。