太陽が真東から昇り真西に沈む日。この日を境に、昼がだんだん長く、夜が短くなって行きます。春分の日を中日に、春のお彼岸を迎えます。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、寒さも和らぎ過ごしやすい季節になりました。大地にもしっかりとした影が描かれ始めました。
まだ霜柱が残る大地から、チューリップの芽が一斉に顔を出しました。その成長の早さには目を見張るものがあります。4月には色とりどりの花を咲かせてくれることでしょう。
ヤブツバキの花がほっこりと咲いていました。樹々の幹にも、春の力がみなぎってきているようです。
去る3月15日、MURAYAMAでは武蔵村山市体育協会主催によるロードレース大会が行われました。ランニング日和にも恵まれ、第二回の今年は昨年よりも多くの参加者が集われていました。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。