梅雨明けを間近にひかえ、暑さが本格的になる頃。蓮の花も咲き始め、蝉の鳴き声がどこからともなく聞こえてきます。
6月27日、関東地方の梅雨は史上最短で明けました。わずか3週間程度、降雨量も平年の半分以下にとどまったそうです。さらに梅雨末期から続いた気温35度を超える猛暑日の到来。くっきりとした影が、大地に刻み込まれました。
こんな時は、少し空を見上げてホッと一息、心を穏やかにするのも涼のとり方かもしれません。
(最初の写真は、真如ヤーナから観望した惑星勢揃いの様子)
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。