寒気が厳しく、最低気温を記録する時期。
北国や高地では、大雪が降り氷がはりつめます。しかし同時に春の兆しが少しずつ見えてくる頃でもあります。
二十四節気の最後を締めくくる、大寒の朝焼けです。
1月も後半を迎え、やっと昼間の長さが10時間を超えてきました。一日の大半は、まだまだ夜が占めています。
MURAYAMAの冬のアートです。
夜を徹して創られた作品は、日の出から数時間後にはその姿を消していきます。
満月のムーンライズです。
日没後、まるで太陽の様に昇ってきました。一見、太陽と同じ大きさに見えるのは「太陽は月の約400倍の直径をもち、月の約400倍遠くにある」という偶然の結果だそうです。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。