季節はもう夏の真ん中。
太陽が一年で最も北よりに出入りするため、昼間の時間が一番長い日とされます。梅雨を迎えるこの時期は、若葉が雨に打たれ一人前の青葉に成長していきます。
夏至の日、東京での日の出は午前4時25分、日の入りは午後7時。最近では残りのわずかな夜の時間、電気を消してキャンドルナイトのエコイベントなどが各地で行われるている様です。
「MURAYAMAの花畑」の彩りも賑わいを増してきました。
夏草もみるみる伸びて、歩くとムッとする様な草の匂いに出会ったりします。余分な草刈りも欠かせません。
春に花をつけていた梅や桜に、立派な実がなっていました。サクランボの方は渋酸っぱく人間にとってあまり美味しくないのですが、鳥たちは喜んでついばんでいます。
梅雨入り前のある日、太陽の周りを丸い虹が優しく包んでいました。日暈(ひがさ、にちうん)といわれ、雨が近い事の知らせとしても知られています。その後関東地方は、6月14日に梅雨入りを迎えました。
古代中国から伝わり、日本で根付いた農事暦。一年を二十四等分し、その季節ごとにふさわしい名前を付けた自然の暦です。
人々は、植物や生き物、自然の微妙な変化を感じ取り、農業をはじめ暮らしに役立てて来ました。時には、天災などの危険を避ける上でも重要なものでした。自然が営む再生循環と季節の移ろいをからだ全体で感じ、それを読み解いていく。まさに自然と共生してきた証しともいえます。